子育ての悩み

子供のしつけについて

親としては、子供の「しつけ」に対して、とても敏感になるのは当然のことです。しかし、ちょっと一生懸命になりすぎていませんか?もちろん「しつけ」は、大切なことです。しかし、あまりしつけが厳しすぎると、子供はいつか爆発して、登校拒否や非行に走ってしまうことになる可能性があります。だからといって、しつけを全くしなくていいわけではありません。基本的な生活習慣や、人を思いやる気持ちを身につけることは、とても大切なことです。しかし、子供に対して一方的に教え込むのではなく、お母さんや周りの大人が、行動や態度で表すことが大事です。お母さんが、子供に望むことを、普段から見せるようにするのです。子供は大人を見本としてよく観察しています。だから子供は、自然とお母さんや大人の真似をし、それを身に付いていきます。また、子供に「〜しなさい!」「これはダメ」というようなことばかり言うのも、あまり効き目はないようです。それよりも、お母さんが悲しんでいること、喜んでいることなどを、言葉に出し多く使っていくことが大切です。子供にとっては、大好きなお母さんに悲しい思いをさせたくないのは当然です。子供は、お母さんが喜ぶ姿が見たいのです。だから、子供の心にしっかりと伝わる言葉をかけてあげてください。最後に、自分が子供をしつけないと、いい子に育たないのでは?と少し力が入りすぎてはいませんか?そんな方は、もっと楽に考えてみるべきです。また、子供がうまくできてないのは、親の自分のせいだとは決して思わないでください。お母さん自信が自然な姿を見せてあげれば、子供は自ら学んでいくはずです。もし失敗すれば、子供が自分で考えて、改善していくでしょう。お母さんも、もっと楽観的に子供と接し、毎日の生活を楽しんでいくことが大切なのです。

子育ては重要な仕事

女性のほとんどは、学校を卒業してから結婚するまでの間に、どんな形であれ仕事を経験しています。社会の中で働いて、自分が生活するためのお金を稼いでいたのです。それが結婚や出産を期に、仕事を辞めることになります。社会とのつながりも、自分だけの収入もなくし、生活は夫や子ども中心となります。社会に出ていた経験のある人が、子育てをするとき、疎外感や孤立感を抱くことが多いようです。なぜなら、自分だけの時間や生活のペースを、自分で決められた時代を知っているからなのでしょう。 子育てをしている母親は、胸を張って自信を持っていいのですよ!子育てだって、社会に貢献しているのですから。自信が持てない人は、子育ては女性にとって当たり前のこと、という古い考え方にあるのではないでしょうか。経験した方はよくわかると思いますが、子育ては、全く単純な仕事ではありません。子育てとは、人生において、一定の期間に体験する貴重なものであり、一人の人間を育てるという、とても重要な仕事なのです。重要な仕事であるにも関わらず、給料はありませんし、大変な時間を必要とする、かなりの重労働なのです。ただその代わりに、大事なわが子という宝物が得られます。この宝物は、決してお金に代えられるようなものではありません。また、他のお母さんたちと交流することは、かなり勇気付けられると思います。子育てをしているお母さんたちは、同じ経験をしているので、お互いをよく理解することができ、共感を持てるのです。守らなければいけない家族がいることは、母親を強い人間として成長させることにもなるのです。

子供の叱り方

子供が何かやってはいけないことをした時には、きちんと叱ることは大切なことです。しかし、「叱る」ことに関して、いくつか注意しなくてはいけないことがあります。まず、子供の性格によっては、叱っても大丈夫な子と、そうでない子がいることを知ってないといけません。叱っても大丈夫な子というのは、楽観的な子と情緒的に安定している子です。楽観的な子を叱ると、何度叱ってもあまり効き目がないようです。そのうち叱っているほうが、ばからしくなってきて、最後には笑いに変わってしまいます。情緒的に安定している子を叱ると、前向きに受け取ることができ、「ごめんなさい」という言葉が素直に出ます。一方、叱るのに注意が必要なタイプの子は、気が小さい子や、頑固で意地を張る子です。気が小さい子は、叱られるとドキッと驚いてしまい、もう同じことをする勇気が出なくなってしまいます。頑固で意地を張る子は、表面上は反抗的な態度を見せますが、本当は傷つきやすいのです。このような子は、自分の気持ちを素直に表現することが苦手なのです。このように、子供には様々な性格の子がいます。お母さんは、自分の子供の性格を見極めてあげて、その子にあった対応をするべきなのです。そして、一方的にがみがみと叱るのではなく、きちんとそうなった事情を聞いてあげましょう。しっかり事情を理解してあげたら、どうしたら良かったのか、きちんと話してあげると良いでしょう。そうすればきっと子供も理解できるはずです。大人はカーッとなってしまうかもしれません。でも、ここは深呼吸をして、落ち着いてから子供の事情をよく理解してから、必要に応じて叱るように、お母さんや周りの大人が気を付けていかなくてはいけませんね。